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シナリオでゲームのプロになりたい人用基礎教養本
僕はシナリオ論、特にゲームのシナリオ論に対してずっとこだわりがある人間で、だから自分でも『Re:ゼロから始めるゲームシナリオ』(通販ページ)なんて同人誌を作って、そもそも論を書いてしまったりするのだけど、このブログにはシナリオ論に関する記事が二つある。

「シナリオの教科書」
「シナリオの書き方」

どちらもシド・フィールド先生の書いた、いわゆる3幕構成をロジックで説明した古典的なシナリオ論の教科書だ。ここで説明した2冊…というか、シド・フィールド先生が作り上げた映画の3幕構造理論は、海外のシナリオ理論の基礎教養になっていて、これを知らないとそもそもの説明がわからないとかそういうことが起こるので、これは絶対に読んでおいたほうがいい。
つまり基礎教養篇ってことになる。

これに加えて4冊、「これは素晴らしい」と断言できる教科書があるので、今回は紹介しておきたい。
というか、最後の一冊が実はつい最近買って読んだら大興奮で、今まで読んでいなかったのを超反省するような代物だったので、ついでに他も紹介しようというのが今回の記事なのであるw

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|| 22:07 | comments (0) | trackback (0) | ||

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ゲームメカニクスはスゴい本だ!
『ゲームメカニクス』はとんでもなく凄い本なのだけど…その話をする前にゲームメカニクスを定義しておきたい。

まず雑にはゲームメカニクス=ゲームのルールと理解すればいい。
ただ、コンピューターゲーム、特に欧米のゲーム業界ではルールの代わりにメカニクス、が使われることが多い。

実際、僕も海外ゲームデザイナーやゲーム業界のヤツと話すときは、メカニクス以外の言葉を使ったことはない。まあこのあたりは"scenario / story"と"narrative"が腑分けされつつあるのと似ている。

どうしてルールではなくメカニクスを使われることが多い(多くなった)のか?


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|| 21:24 | comments (0) | trackback (0) | ||

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The History Of Nintendoは途方も無い資料本だ!
先日の話になるのだけど、facebookでFlorent Gorges ってフランス人からコンタクトがやってきた。
彼はフランス人なのだけど、日本のゲームの研究をしていて、このブログを見つけてインタビューしたいというのだ。

それで、インタビューを受けてきて、ついでに彼の書いた書籍を見せてもらったのだけど…これがあまりに凄まじい本なので紹介したい。
タイトルは"The History Of Nintendo"。

オリジナル版はフランス語なのだけど、紹介しているのは読める人が多いであろう英語版。




現在のところ3分冊になっていて、3冊めがファミコンになるのだけど、これはまだ英語版が出ておらず、フランス語版が出た所だ。
さて、内容はというと…これほどすごい任天堂研究/資料本を僕は読んだことがない


そのスゴさの一例を挙げると、古くから任天堂のトランプや花札で遊んでいる人なら、誰でも知っているだろう、このナポレオンのイラスト

なぜナポレオンなのに大統領と書かれているのか?
そして、なぜナポレオンのイラストがここに描かれているのか?

これに対する答えが、豊富な写真資料(明治時代にまで遡る)で説明されていく。
こんなふうに、とても今までの資料本では知ることが出来なかった、恐ろしく細かなデータまで載っている、途方も無い本だ。

任天堂に関する最も完璧に近く、最も素晴らしい資料本なのは間違いない。
ゲームの歴史に興味のある人間にとって、任天堂は絶対に外せない会社だが、その会社を知る上での"must have"な絶対の本だと断言しておきたい。
絶対のおすすめ品である。

|| 11:56 | comments (1) | trackback (0) | ||

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レベルアップのゲームデザインはとても参考になる本だった
オライリーから出版されている『レベルアップのゲームデザイン』について。

レベルアップのゲームデザインの内容を、ものすごく煮詰めて書くなら「GDDの書き方」ってことになる。
GDDは「ゲームデザインドキュメント」のことで、日本語に訳すと、普通は仕様書とかになるのだけど、日本の仕様書と呼ばれるものとは内容に微妙に齟齬があるので、個人的にはGDDと呼んでおくほうが座りがいい。

さて、ゲームデザインをするときは、海外の会社ではだいたい以下の様なプロセスで進んでいく。
(僕は違う名前で呼んでいたけれど、名前はこの本の合わせる。)

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|| 21:27 | comments (1) | trackback (0) | ||

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西田氏の漂流するソニーのDNAを読んだ
西田氏の漂流するソニーのDNAを(電子書籍版で)読んだ。

内容をざっとかいつまんで説明すると、PS1の登場前夜からPS3での失敗(大敗ではないにしても大成功でないのは確かだ)、そして平井社長に代わってからのソニーの行く末までを、稀代の天才ビジョナリスト久夛良木氏とSCEとソニー本社の関係、さらにはストリンガー体制や平井社長の体制などを絡めながら描いた本だ。

なんかの作品がヒットしたときに出てくる、まるで資料性のない礼賛本でも、またその逆で落ちたときに出る(やっぱり資料性のない)貶し本でもなく、現在の目から見て、PS1の時代を歴史としてフラットに捉えつつ、かつ、これから先どうなるかについての話まで(ややソニー贔屓で)書いていて、とても面白い本だと思う。
取材が緻密で正確な内容で資料性も高いので、ゲームマシンやゲームの歴史に興味がある人は、資料として手元に持っておくべき、"must"な本の一つだと思う。

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|| 19:39 | comments (0) | trackback (0) | ||

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