というわけで、ゲームロフトに入って、9月の半ばにはニュージーランドに赴任する気だったのだけど、これがニュージーランドって国は労働ビサとるのにとんでもなく手間のかかる国で、ビサをとる用意ができたのが9月の半ば。しかも9月半ば～終わりには日本は連休だらけで、さっぱり作業が進まず、ようやくビサが取れたのが10月半ば。

なんだかんだで、11/4に出ることになったのだけど…ぶっちゃけこれのスケジュールがひどかった。
夕方の３：５５に中華南方航空に乗って広州の白雲国際空港へ。約５時間。そこで４時間待って、次に１１時間ほど乗ってオークランドに行く。結構ムチャなトランジットでゲゲーとかなったんだけど、だいたい日本・ニュージーランド間は本数が少ないので、ギリギリにとると、よくこういうことになるらしい。


と、まあしょうがなく、４日の昼前に家を出て、新宿から成田エクスプレスに乗り、スカイツリーを見ながら、成田空港に２時過ぎについたところまではよかったけれど、ここで第一のトラブル。
ちょっとした理由で韓国から送金がある予定だったのだけど、なんとこれが「本人確認できないから送金できない」と銀行から連絡が。
聞けば「最後に外国送金があってから時間が経ったので、本人確認できないとだめだ」というので驚いた。本人確認できそうなもので銀行に言われたものは全部持っていってしまうので、なんともできそうになくて、冷や汗が出たのだけど、これがまさにクラウド時代の切り抜け方ができた。
まずスマホで保険証の写真を撮る。解像度が高いから十分に使える。これをドロップボックスで部屋のPCに転送して、部屋のPCにlogmeinで接続して、そこからプリントしてFAXしてもらうことで切り抜けた。本来はプリントしなくてもFAXをインストールしておけばFAXできたのだけど、まさか仮想FAXなんてもうPCからは使うまい…と思っていたのが運の尽きだった。

飛行機は４日の午後４時発だったので、結構冷や汗だったのだけど、なんとかなんとか３０分で切り抜けられて、ようやく飛行機には間に合った。

で、広州についたのだけど、ここでまたトラブル。
トランジットの予定が僕が降りたのが現地時間で４日の８時。「お前の乗る飛行機は次の日の0:30で日をまたぐから、ダイレクトにトランジットできない。一度外に出ろ」といわれ、思いもかけず中国に入国することとなった。
はるか遠い昔、28年ぐらい前にバックパッカーまがいをやっていたとき、入ってみたいと思いながらも、当時の情勢ではとても一般人として入るのは難しかったあの中国に、こんな形とはいえ入れたのは嬉しかったのだけど…あわてて通関カード書いたりしたので、思い切り忘れ物をしてしまいガッカリ。しかもそれが見つからずにまたガッカリ。
そのうえ、中国の白雲国際空港、やたらめったら広くてでかくて、そして「マップがない」。ともかくマップがないもんで、どこに行けばいいかわからない。英語通じる人が少ないし、通じても、僕よりもヘタで何言ってるのかわからない。英語のヘルプのねーちゃんが僕より英語が下手なときは絶望しそうになったｗ
たったの４時間ほどの滞在だったけど、結構中国には参らされた。
でも、コーヒーショップのネーチャンがヘッポコながらも英語が話せて、いろいろしゃべったのは楽しかったｗ
本人、日本に行きたくてしょうがないらしくて、日本から来たといったら、根掘り葉掘り聞かれたのだった。



そして、広州を5日、0:30に発ち、ニュージーランドに向かっての旅。
これは１１時間ほどだったけど、大半寝られたので楽なもんだった。特に横に人がいなかったので、とっても楽に来ることができた。
で、ニュージーランドはオークランドに夕方の5時到着。11時間飛んで12:00ぐらいで、時差が5時間あるから、夕方の5時になるわけだ。入国自体はプロセスは変わらないのだけど、中国の旅行者のチェックにはやたらと時間がかかり、えらい待たされてしまった。
で、自分の番になったところで、また問題発生。１年の期限のVISAなんだけど、１年いることにすると、その前にVISAの期限チェックが来るから、それの特別処理がいる…とかで、10分ほど待たされ、ようやく開放されたら、もう6時過ぎ。

あわててタクシーに乗って、マオリ族のオッチャンが運転手をやっているタクシーでラグビーワールドカップの話だの、なんだのと、とりとめもないをしながら30分ほどでアパートに到着し、今、ブログを書いているわけだ。

トータル20時間、うち飛行機で16時間。
機内食３回。ビールは妙な香料の香りがするし、食い物の香料の使い方もきついしで、ぶっちゃけ味付けは好みじゃなかったといわざるを得ないｗ
見た映画が『ハリーポッターと死の秘宝パート２』、『Xメン・ファーストジェネレーション』、『ガリバー旅行記』、『ワイルドスピード・メガマックス』、『RIO』。約10時間ぐらいは映画を見ていたｗ


なにはともあれ、まあこんな感じでニュージーランドでの仕事は始まったわけである。