2011-07-21 Thu [ レビュー::本 ]
Amazonで品切れの本をお勧めするのもどうかなと思いながらも、今回は『超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集』を紹介したい。
簡単に書けば、この本はタイトルの通り、ファミマガが創刊され、猛烈に売れていた時代の話を、当時、編集長をやっていた山本直人さんが自ら書いた本だ。当時のゲーム業界がどんな風だったかを示す全くの第一級の史料であると同時に、当時を知る人にも知らない人にもとても面白い本になっている。
…とか、僕の解説が解説を書くぐらいなら、本文の抄録を読んでもらうのが一番早い。
山本( @_sarnin )さんの許可をもらって、ここのサーバーに拡散可能なサンプルを置かせてもらったので、ぜひダウンロードして読んでみて欲しい。そして面白いと思ったら…今は品切れだけど、バリバリ注文して重版させてやって欲しい。
■タブレットなどで読みやすい1ページ版
■パソコンで読みやすい見開き版
■iphoneで読みやすい版
というわけで、以下は僕の思い出話。
このファミマガが創刊されたときは、僕はまだゲームを作るプロではなく、ベンチャー企業の一員で、Beep!の駆け出しのライターだった。
当時、僕はパソコンゲームが大好きな人で、ゲームかくあるべしみたいなカチコチのゲーム教条主義者で、ファミコンのゲームはアーケードの移植以外はガキ向け…みたいな考えで、この考えが壊れるのにはほとんど1年かかったと思う。
今、26年前に戻れたら「ゲームにあるのはターゲットユーザー層と、そのターゲットが面白いと思うかどうかだけだろう、テメエの脳みそはアマチュアなんだよ」と鉄槌を下すところだけど、当時はそういうガキだったのだ。
そしてBeep!をとっかかりにイースの移植やるあたりから、マル勝で書くようになった。
その当時はライターとしては、ファミマガはPCエンジンファンがある徳間のライバル系なわけだったけど、作り手としての僕にとっては、大事な媒体でもある複雑な関係だった。
そして20年以上経った今、この本を読むと、編集部で似たような事に苦労してて、ライバル誌でも同じようなドタバタだったんだなあとわかり、可笑しいやら懐かしいやら、なんとも奇妙な気持ちになったのだった。
簡単に書けば、この本はタイトルの通り、ファミマガが創刊され、猛烈に売れていた時代の話を、当時、編集長をやっていた山本直人さんが自ら書いた本だ。当時のゲーム業界がどんな風だったかを示す全くの第一級の史料であると同時に、当時を知る人にも知らない人にもとても面白い本になっている。
…とか、僕の解説が解説を書くぐらいなら、本文の抄録を読んでもらうのが一番早い。
山本( @_sarnin )さんの許可をもらって、ここのサーバーに拡散可能なサンプルを置かせてもらったので、ぜひダウンロードして読んでみて欲しい。そして面白いと思ったら…今は品切れだけど、バリバリ注文して重版させてやって欲しい。
■タブレットなどで読みやすい1ページ版
■パソコンで読みやすい見開き版
■iphoneで読みやすい版
というわけで、以下は僕の思い出話。
このファミマガが創刊されたときは、僕はまだゲームを作るプロではなく、ベンチャー企業の一員で、Beep!の駆け出しのライターだった。
当時、僕はパソコンゲームが大好きな人で、ゲームかくあるべしみたいなカチコチのゲーム教条主義者で、ファミコンのゲームはアーケードの移植以外はガキ向け…みたいな考えで、この考えが壊れるのにはほとんど1年かかったと思う。
今、26年前に戻れたら「ゲームにあるのはターゲットユーザー層と、そのターゲットが面白いと思うかどうかだけだろう、テメエの脳みそはアマチュアなんだよ」と鉄槌を下すところだけど、当時はそういうガキだったのだ。
そしてBeep!をとっかかりにイースの移植やるあたりから、マル勝で書くようになった。
その当時はライターとしては、ファミマガはPCエンジンファンがある徳間のライバル系なわけだったけど、作り手としての僕にとっては、大事な媒体でもある複雑な関係だった。
そして20年以上経った今、この本を読むと、編集部で似たような事に苦労してて、ライバル誌でも同じようなドタバタだったんだなあとわかり、可笑しいやら懐かしいやら、なんとも奇妙な気持ちになったのだった。
コメント
徳間からの通販で購入しました。
ディスクシステム速報の記事が懐かしいですねぇ。
年末・年始に向けた大量の新作記事が共に掲載されていたので
恐ろしく内容の濃い、子供心にワクワク感が止まらない号だったと記憶してます。
ゼルダの紹介で、トライフォースのことを「黄金の三角」と記載されてるところとかなんかも
当時のスクープの生々しさなんかも蘇りました。
村雨城も同じくらい楽しんだと思うんですが、どこでこう違ってしまったのかな・・・
しかし、今にして思えば、技術的に結構高度な内容が多かった雑誌だったんですね。
ディスクシステム速報の記事が懐かしいですねぇ。
年末・年始に向けた大量の新作記事が共に掲載されていたので
恐ろしく内容の濃い、子供心にワクワク感が止まらない号だったと記憶してます。
ゼルダの紹介で、トライフォースのことを「黄金の三角」と記載されてるところとかなんかも
当時のスクープの生々しさなんかも蘇りました。
村雨城も同じくらい楽しんだと思うんですが、どこでこう違ってしまったのかな・・・
しかし、今にして思えば、技術的に結構高度な内容が多かった雑誌だったんですね。
| atsu | EMAIL | URL | 11/07/29 17:15 | jB3nOvqE |
素晴らしい出来ですよね⊂((・Φ・))⊃
思わず2冊購入してしまいました(w
Beep!での岩崎さんは「ファミコンをこばかにしていた」
スタンスから「買ったら絶賛」になってて正直な人なんだなと
思いましたよ(w
※ザナックなどを誉めまくっていました
思わず2冊購入してしまいました(w
Beep!での岩崎さんは「ファミコンをこばかにしていた」
スタンスから「買ったら絶賛」になってて正直な人なんだなと
思いましたよ(w
※ザナックなどを誉めまくっていました
| まつした | EMAIL | URL | 11/07/25 09:56 | dyMaSDVs |
この記事のトラックバックURL :
トラックバック