2017-07-16 Sun [ 日記 ]
例によって、中国出張をしていて2週間ほど福州で生活していたのだけど、まあともかくホテルのインターネットが毎回遅くてそれがつらいのだけど、それはともかくとして、 今回の旅はかなり衝撃的だった。
前回、福州に行ったのは1月で半年前。
この半年で、中国はものすごい勢いでキャッシュレス社会に移行しつつあり、これは自分たちの想像とは別物の社会が出来上がるというのが感じられて、本当に衝撃的だった。
自分が今までキャッシュレスというとき、例えば韓国ではコンビニだろうがどこだろうがカードで金を払えるからキャッシュレス。ニュージーランドもそうで、だいたいカードで金払えるからキャッシュレス、みたいな要は「モノの売り買いをするときの金のやりとりをカードが処理してくれるからキャッシュレス」だった。
ところが中国のキャッシュレスは意味が違う。
1)モノの値段の代わりにQRコードが表示されている。QRコードは屋台のおやじが羊の串とかに表示してる。
2)QRコードをスキャンすると<こいつに金払う?>って出る。
3)払う(この払う、には2種類ありこちらが金額を入力するパターンと、あちらが指定した金額を払うパターンがある)。
オワリ。要はモノの値段と誰に払うかを示すQRコードが表示され、それをスキャンすると払えてしまうってサービスが実現されてしまっているのだ。
これのスゴいところは、およそ値段がつくものなら、なんにでも対応できることで、しかも恐ろしく速い。
モノにQRコードを貼っておけばあっという間に値段がついてしまうのだ。
だから中国で実際していた生活は、屋台のオッサンが売ってる羊のクシをQRコードでキャッシュレスで買い、それを食いながら乗り捨てされてる自転車をQRコードでアンロックして、ホテルまで乗って帰る。ホテルの前で自転車乗り捨て。あとは知らない。
会社で晩飯食おうぜってなって、インターネットで出前取る。会社にやってくる。店員が出したQRコード読む。払う。オワリ。
目の前にあるプリンタ使うんでQR読むと、カメラから写真アップロードして、表示されているパスコード入力してプリント、30秒後にはプリント出来て、他人とシェア。
こんな生活をインフラとしてのスマホが実現している。
このサービスのスゴいところは、売る方もスマホがあれば簡単にキャッシュレスに出来て手数料はもちろんタダ同然で、買う方はスマホがあれば良くて、手数料は事実上ない。
つまりあらゆる現金のやりとりをすべてスマホに置き換えることができ、そしてスマホさえあれば誰でもこれの恩恵を受けることが出来ることだ。
そしてこれは、僕の知っているカードを使ったキャッシュレスとか、SUICAといったソリューションと違い、恐ろしく民主的で、恐ろしくオープンで、誰でも使える。
ただ、これを外国人が使おうとすると裏技がイロイロ必要なのは許してくれと思うのだけど、なんにしても途方もない世界で、一度中国に行って体験した方がいいと思ったのである。
前回、福州に行ったのは1月で半年前。
この半年で、中国はものすごい勢いでキャッシュレス社会に移行しつつあり、これは自分たちの想像とは別物の社会が出来上がるというのが感じられて、本当に衝撃的だった。
自分が今までキャッシュレスというとき、例えば韓国ではコンビニだろうがどこだろうがカードで金を払えるからキャッシュレス。ニュージーランドもそうで、だいたいカードで金払えるからキャッシュレス、みたいな要は「モノの売り買いをするときの金のやりとりをカードが処理してくれるからキャッシュレス」だった。
ところが中国のキャッシュレスは意味が違う。
1)モノの値段の代わりにQRコードが表示されている。QRコードは屋台のおやじが羊の串とかに表示してる。
2)QRコードをスキャンすると<こいつに金払う?>って出る。
3)払う(この払う、には2種類ありこちらが金額を入力するパターンと、あちらが指定した金額を払うパターンがある)。
オワリ。要はモノの値段と誰に払うかを示すQRコードが表示され、それをスキャンすると払えてしまうってサービスが実現されてしまっているのだ。
これのスゴいところは、およそ値段がつくものなら、なんにでも対応できることで、しかも恐ろしく速い。
モノにQRコードを貼っておけばあっという間に値段がついてしまうのだ。
だから中国で実際していた生活は、屋台のオッサンが売ってる羊のクシをQRコードでキャッシュレスで買い、それを食いながら乗り捨てされてる自転車をQRコードでアンロックして、ホテルまで乗って帰る。ホテルの前で自転車乗り捨て。あとは知らない。
会社で晩飯食おうぜってなって、インターネットで出前取る。会社にやってくる。店員が出したQRコード読む。払う。オワリ。
目の前にあるプリンタ使うんでQR読むと、カメラから写真アップロードして、表示されているパスコード入力してプリント、30秒後にはプリント出来て、他人とシェア。
こんな生活をインフラとしてのスマホが実現している。
このサービスのスゴいところは、売る方もスマホがあれば簡単にキャッシュレスに出来て手数料はもちろんタダ同然で、買う方はスマホがあれば良くて、手数料は事実上ない。
つまりあらゆる現金のやりとりをすべてスマホに置き換えることができ、そしてスマホさえあれば誰でもこれの恩恵を受けることが出来ることだ。
そしてこれは、僕の知っているカードを使ったキャッシュレスとか、SUICAといったソリューションと違い、恐ろしく民主的で、恐ろしくオープンで、誰でも使える。
ただ、これを外国人が使おうとすると裏技がイロイロ必要なのは許してくれと思うのだけど、なんにしても途方もない世界で、一度中国に行って体験した方がいいと思ったのである。
コメント
そのサギは話題にはなったんですが、当然ですが簡単に足が付きますから、すぐ捕まったんすよwww
ついでに書くと、みんなちゃんと払ってる相手を確認しますから、現実的にはほとんど被害がなかったそうっす。
どんだけ払うの楽でも、さすがに確認はしますからねw
ついでに書くと、みんなちゃんと払ってる相手を確認しますから、現実的にはほとんど被害がなかったそうっす。
どんだけ払うの楽でも、さすがに確認はしますからねw
| いわさき | EMAIL | URL | 17/07/30 20:58 | PvQwmD1U |
このQRコードの札と自分の物と差し替える詐欺が流行ってるそうです。気づかないうちに他人の口座に振り込まれる。単純なところでやられちゃうのがいかにもって感じ
| hosoe | EMAIL | URL | 17/07/27 14:36 | ggO3CAiQ |
私は中国語が話せる人間なので中国人の知人が多く、同じような話を最近聞いたところでした。
曰く、久しぶりに中国(奇しくもこのエントリにある福州から日本へ来てる方)へ帰ったら何もかもがスマホでwechatをのサービスを介して支払うようになっており、財布を取り出して使うのが恥ずかしいくらいだったと…
こうしたサービスをFeliCaやNFCのようなハードは不要で実現している点には驚きましたね。
また環境面の整備も重要ですが、それを積極的に利用する消費者側の思考の柔軟性も感じます。
曰く、久しぶりに中国(奇しくもこのエントリにある福州から日本へ来てる方)へ帰ったら何もかもがスマホでwechatをのサービスを介して支払うようになっており、財布を取り出して使うのが恥ずかしいくらいだったと…
こうしたサービスをFeliCaやNFCのようなハードは不要で実現している点には驚きましたね。
また環境面の整備も重要ですが、それを積極的に利用する消費者側の思考の柔軟性も感じます。
| netscreen | EMAIL | URL | 17/07/17 14:52 | NgT9rM8g |
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