2014-03-14 Fri [ ゲーム作りライフ ]
僕がお手伝いしてた、飯淳君の新作、Natural Doctrineの発売日が決まったので、ちょっと宣伝がてらにブログなど。
ナチュラルドクトリンは、いわゆるシミュレーションRPGなんですが、連携ってシステムのせいで、まるでフツーのSRPGと違うゲームになってます。
ゲームシステムとしてもかなり変わっているんですが、この連携システム、「どこまで連携するべきか」とか考えないといけないので、今までのSRPG的なターンで殴り合いする感覚でプレイすると、コンピュータにすら簡単に負けますw
飯君は「簡単だ」とか言うんですが、僕はイージーでプレイすることをお勧めしたいところです。いやまじで。
ところでこのNatural Doctrine、マジで凄いところがあります。
それはこのゲームのゲームエンジンがなんとフルスクラッチ(つまり一から書かれたということ)で、しかもPS Vita / 3 / 4 対応のマルチプラットフォームのエンジンで、しかも大予算をかけてモデリングとかに金をかけると、AAAタイトルクラスの画像を出せるだけのクオリティがあるうえに…速い。
ゲームエンジンってヤツは少人数の出来るヤツだけで作った方が高性能なのはわかってましたが、ちょっととんでもない出来のエンジンで本当に驚きました。
2008年にへんてこなカーレースを作って以来のコンソールゲームでしたけど、本当に楽しくお手伝いさせてもらったうえに、面白いゲームに関われたので、とても楽しい仕事でした。
というわけで、ナチュラルドクトリンよろしくです。
ナチュラルドクトリンは、いわゆるシミュレーションRPGなんですが、連携ってシステムのせいで、まるでフツーのSRPGと違うゲームになってます。
ゲームシステムとしてもかなり変わっているんですが、この連携システム、「どこまで連携するべきか」とか考えないといけないので、今までのSRPG的なターンで殴り合いする感覚でプレイすると、コンピュータにすら簡単に負けますw
飯君は「簡単だ」とか言うんですが、僕はイージーでプレイすることをお勧めしたいところです。いやまじで。
ところでこのNatural Doctrine、マジで凄いところがあります。
それはこのゲームのゲームエンジンがなんとフルスクラッチ(つまり一から書かれたということ)で、しかもPS Vita / 3 / 4 対応のマルチプラットフォームのエンジンで、しかも大予算をかけてモデリングとかに金をかけると、AAAタイトルクラスの画像を出せるだけのクオリティがあるうえに…速い。
ゲームエンジンってヤツは少人数の出来るヤツだけで作った方が高性能なのはわかってましたが、ちょっととんでもない出来のエンジンで本当に驚きました。
2008年にへんてこなカーレースを作って以来のコンソールゲームでしたけど、本当に楽しくお手伝いさせてもらったうえに、面白いゲームに関われたので、とても楽しい仕事でした。
というわけで、ナチュラルドクトリンよろしくです。
2014-01-27 Mon [ ゲーム作りライフ ]
突然だけど、これの続き。
僕が結構尊敬している論客の方々はグローバルリズムについての立場はイロイロなのだけど、その中でどうにも納得が行かない主張をなさる方々がおられる。それは「グローバリズムは(実質的に)悪である」って主張をする方々だ。
グローバリズムってのは、例えるなら、孤立していた町に道路が通って便利になったから、他の町と簡単に簡単に取引出来るようになりましたってことで、それ以上でもそれ以下でもない。
単純に技術の発達がそれを可能にしただけだ。
そして、そういう環境になったから、会社や工場や人やモノが安くで移動できるようになったので、自由に行き来するようになった、とそんだけの話だ。
そういう環境になってしまった結果、日本とアフリカのZ国の人件費が比較され、工場がアフリカのZ国に移転する…これは防ぎようがない。サポートがインターネット電話で中国の奥地に行くのもしょうがない。
もちろん僕とインドのゲームデザイナーが比較されるのもしょうがない。
そういう世界で僕らは生きている。
そしてこの世界を「昔の世界と比べて気に入らない」と言ってもしょうがない。既にインターネットがあり、通信コストは低く、情報が瞬時に世界を自由に行き来するのを逆戻りさせるわけには行かない。
「気に入らない、国は俺達を守れ」と主張するのは簡単だけど、それを実現しようとしたら、さきほどの例えを使うなら、道路にバリケード置いて「欲しいもの以外は通さない」って方法を取るしかないと思う。
だけど、こっちは道路を好き放題に使って外にモノ出すけど、外のモノや人はこっちにはいれません、って話が通じるわけもないのは明らかだ。それをやったら外の人が怒るに決まってる。
ならば、多分完全に封鎖する以外方法はなくて…もちろん、そんなことは出来やしない。
できもしない理想論(ついでに書くと、僕はそれを理想と思っていない)を主張するのは、全く意味はない。
それよりは、前回も書いたけれど世界中のどこでもご飯を食べられるように努力するのを助けてくれる国、ってのを目標にするほうがマシなのではなかろうか、と思っているのだった。
僕が結構尊敬している論客の方々はグローバルリズムについての立場はイロイロなのだけど、その中でどうにも納得が行かない主張をなさる方々がおられる。それは「グローバリズムは(実質的に)悪である」って主張をする方々だ。
グローバリズムってのは、例えるなら、孤立していた町に道路が通って便利になったから、他の町と簡単に簡単に取引出来るようになりましたってことで、それ以上でもそれ以下でもない。
単純に技術の発達がそれを可能にしただけだ。
そして、そういう環境になったから、会社や工場や人やモノが安くで移動できるようになったので、自由に行き来するようになった、とそんだけの話だ。
そういう環境になってしまった結果、日本とアフリカのZ国の人件費が比較され、工場がアフリカのZ国に移転する…これは防ぎようがない。サポートがインターネット電話で中国の奥地に行くのもしょうがない。
もちろん僕とインドのゲームデザイナーが比較されるのもしょうがない。
そういう世界で僕らは生きている。
そしてこの世界を「昔の世界と比べて気に入らない」と言ってもしょうがない。既にインターネットがあり、通信コストは低く、情報が瞬時に世界を自由に行き来するのを逆戻りさせるわけには行かない。
「気に入らない、国は俺達を守れ」と主張するのは簡単だけど、それを実現しようとしたら、さきほどの例えを使うなら、道路にバリケード置いて「欲しいもの以外は通さない」って方法を取るしかないと思う。
だけど、こっちは道路を好き放題に使って外にモノ出すけど、外のモノや人はこっちにはいれません、って話が通じるわけもないのは明らかだ。それをやったら外の人が怒るに決まってる。
ならば、多分完全に封鎖する以外方法はなくて…もちろん、そんなことは出来やしない。
できもしない理想論(ついでに書くと、僕はそれを理想と思っていない)を主張するのは、全く意味はない。
それよりは、前回も書いたけれど世界中のどこでもご飯を食べられるように努力するのを助けてくれる国、ってのを目標にするほうがマシなのではなかろうか、と思っているのだった。
2013-06-26 Wed [ ゲーム作りライフ ]
心配していた友だちのkickstartですが、無事funding goalの5万ポンド(約750万円)を集めることに成功しました。
彼がやろうとしている日本のゲーム製作者へのインタビュー本は、本来、日本であるべき本じゃないか…とか思ったりするのですが(まあ少しありますが)、海外だろうとあることが大事だと思うので、嬉しいなあと思ったり。
しかし、そういう、普通なら絶対に企画が通りそうにない、日本のゲーム開発者へのインタビューの本への投資が750万円以上も集まるっていうのは、cloud fundingってのは意味あるなあと思いました。
彼がやろうとしている日本のゲーム製作者へのインタビュー本は、本来、日本であるべき本じゃないか…とか思ったりするのですが(まあ少しありますが)、海外だろうとあることが大事だと思うので、嬉しいなあと思ったり。
しかし、そういう、普通なら絶対に企画が通りそうにない、日本のゲーム開発者へのインタビューの本への投資が750万円以上も集まるっていうのは、cloud fundingってのは意味あるなあと思いました。
2013-06-18 Tue [ ゲーム作りライフ ]
イギリス人の友だちが、kick startで資金集めをしているので紹介したいと思います。
http://www.kickstarter.com/projects/1748556728/the-untold-history-of-japanese-game-developers
リンク先を見ていただければ、彼がやろうとしているプロジェクトがどんなものかはわかると思います。
すごく誠実なヤツで、彼のやっていることはとても重要だと思うので、賛同出来る方は、手助けしてあげてくれると幸いです。
http://www.kickstarter.com/projects/1748556728/the-untold-history-of-japanese-game-developers
リンク先を見ていただければ、彼がやろうとしているプロジェクトがどんなものかはわかると思います。
すごく誠実なヤツで、彼のやっていることはとても重要だと思うので、賛同出来る方は、手助けしてあげてくれると幸いです。
2013-06-15 Sat [ ゲーム作りライフ ]
ニュージーランド(以下NZ)で仕事をしている時の話。
ゲームロフトオークランドは、世界、28カ国から人が集まってできていた。
そこで仕事をしていると、文化から何から世界は違うなあと思うことが多かったのだけど、中でも、僕らの仕事に関わることで突き抜けて違ったのが、インターネットの速度と値段についてだった。
韓国で仕事をしていた時、ともかくインターネットがバカ速くて、そして安くて、会社のヤツに「水道と同じレベルでインターネットはある」と言われていた。
実際、そのとおりで、ことインターネット接続に関しては何一つ困ったことがなかった。どこにいってもたいてい恐ろしく高速(ほぼ日本の光接続と同等)で、しかもなんの制限もなかった。感覚的には日本とまるで変わらない。
あと、フリーWifiスポットがまるでフツーにゴロゴロしてて、これまたバカみたいに速かった。
だから韓国にいるときにはインターネットについてはなんも気にしたことがなかった。
これが激変したのがNZに移動してからだ。
続きを読む▽
ゲームロフトオークランドは、世界、28カ国から人が集まってできていた。
そこで仕事をしていると、文化から何から世界は違うなあと思うことが多かったのだけど、中でも、僕らの仕事に関わることで突き抜けて違ったのが、インターネットの速度と値段についてだった。
韓国で仕事をしていた時、ともかくインターネットがバカ速くて、そして安くて、会社のヤツに「水道と同じレベルでインターネットはある」と言われていた。
実際、そのとおりで、ことインターネット接続に関しては何一つ困ったことがなかった。どこにいってもたいてい恐ろしく高速(ほぼ日本の光接続と同等)で、しかもなんの制限もなかった。感覚的には日本とまるで変わらない。
あと、フリーWifiスポットがまるでフツーにゴロゴロしてて、これまたバカみたいに速かった。
だから韓国にいるときにはインターネットについてはなんも気にしたことがなかった。
これが激変したのがNZに移動してからだ。
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