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イースⅠ・Ⅱ通史(3):『リグラス』から『ロマンシア』
このシリーズは様々な人から聞いて、どうやら(だいたい)はっきりしたパソコン版の『イース1』から、海外版PCエンジン版(TurboGrafx 16)の『イースⅠ・Ⅱ』までの通史として、出来るだけ当時の事情なども織り込みつつ、書いていこうというシリーズだ。
だから85年あたりから話は始まり、90年5月で終わることになる。

またそもそも30年も昔の話で、連絡が取れない人が多くて(鬼籍に入られた方もおられる)、ある意味、間接的な「様々な人から聞いて、どうやらこうらしい」という話の部分が多々あり、こうだろうと推測して埋めているところもあるので、知っておられる方は遠慮なく教えてくれるととても嬉しい。
それからコメント欄は承認制なので「表にするな」と書いてくれれば、表にしません。

ところで、とてもバカらしいのだけど書いておくけれど、これは「イース通史」で、パソコンの通史ではない。そしてイースは最初に88MkⅡSR用に開発されているのだから、主要な話は88に決まっている。基本的に他の機種の歴史のウェイトは低いし、スルーしているところもたくさんある。もう一度書いておくが、これはイース通史で、パソコン通史でも、MZ通史でも、FM通史でも、MSX通史でもない。

というわけで、86年初頭に(85年末には話題になっていたらしいが)『リグラス』がリリースされて「88でカラーでスクロールするゲームが制作可能だ」という認識が出来た86年に話は進む。
ここで話はいよいよファルコムに移る。

ところで『リグラス』にしても『イース』にしても、当時は滑らかにスクロールすると表現されたけれど、今の目から見ればガタガタスクロールだし、解像度だって640x200で、今の感覚からしたらありえないほどの低解像度だった。


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