CALENDAR
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  
<<  2025 - 02  >>

PROFILE
同人誌 電子書籍版
Re:ゼロから始める
ゲームシナリオ


ライトニング伝説


さよならハドソン


ドラクエとFFと
ToHeart


誰得ゲームライフ


ときめきメモリアル
の時代

イースI・II製作メモ

頒布ページ
LINKS
NEW ENTRIES
CATEGORIES
COMMENTS
    イースⅠ・Ⅱ通史(3):『リグラス』から『ロマンシア』
  • タムロ (02/03)
    イースⅠ・Ⅱ通史(1):PC88MkⅡSRの発売
  • tamuro (01/05)
  • おお! (01/03)
TRACBACKS
OTHERS
SEARCH BOX
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん
DESIGN BY
ブログンサポート

天外ⅡのCDROMはなぜ60分だったのか?
Twitterでつぶやいた話をちょっとまとめて置いておく。
このカテゴリ、書いたの久しぶりだ。
『天外Ⅱ』の容量は60分で出来上がっているのだけど、どうして60分になったのかについては書いたことがなかったので、忘れないうちにメモしておく次第。

『イースⅠ・Ⅱ』を作ったころ、すなわち1989年ごろのCDROM黎明期には、容量は時間換算で60分までしか使ってはいけないことになっていた。

当時雑誌などで良く書かれていた540メガバイトの容量は60分換算。
CDは1秒に75セクターのデータがやってくる。1セクタは音楽CDでは2352バイト、CDROMでは2キロバイト(2048バイト)。
なのでCDROMでは2*75=150だから、1秒150キロバイト。
150*3600(3600秒=60秒*60分=1時間)=540000キロバイト。
1000キロバイト=1メガバイト。
540000/1000=540メガバイトというわけだ。

本来、RED BOOK、つまり音楽用のCDでは74分入るわけで、どうして14分も短かったのか?
当時はCDの生産技術そのものも黎明期だったので、60分を超えて、トラック間が縮まるとディスクの読み取り精度が保証できないなんて理由だったと聞いていた。要はエラーが怖いからフルに使えないって話だ。

実際に『イースⅠ・Ⅱ』を作る時、72分のディスクを作ってくれと言ったら、最初は65分以上の量産経験がほぼなくダメだと拒否されて、交渉した結果70分でまとまったという経緯があるし、そもそも僕のプロのキャリアのほとんど最初のCD-iでもシカゴやデモインズで常にリードエラーと読み取り精度は問題とされて議論の対象になっていたので、リードエラーを恐れたって話は間違いないと思う。

と、ここまでは話の枕。



続きを読む▽
|| 21:24 | comments (1) | trackback (0) | ||

このエントリーをはてなブックマークに追加