詩織の感想です。
　今回話のほうがひと区切りついたので
ちょっとここまででもやーっとしてた部分とか含めて振り返ってみます。

　島田君は羽黒先生を「やりすぎだ」と思って切り捨てたわけですが、
結局羽黒先生が写真集やら売春やら「やりすぎた」おかげで
優等生としての詩織ちゃんを（特に人間関係）ここまで壊せた…ということですよね。
自力だけでは攻略できないとはさすがラスボス…というか考えてみると島田君の計画って結構ずさん？

　何回も繰り返すようであれなんですが、やっぱり
好きでもない相手に陵辱されてるのに気持ちよくなってしまう、
嫌なはずなのに緊縛やアナルセックスなど変態プレイの強烈な快楽を忘れられず、
惹かれてしまう部分が自分の中にあって、だんだん強くなるのを抑えられなくなっていく
そのあたりの葛藤を（12章あたりから17章までぐらいで）じっくり時間かけて描いて欲しかったなあ。
そういうの大好きですし。快楽に逃げるところに持って行くにはちょっと物足りなかったかなーと。


　で21章。
とりあえずエロシーンから。良かったのは岩永くんの目の前で犯されてる最中、
岩永君に見られてることさえも快楽になっていると意識してた点
　残念だったのはお尻に入れられてからその辺がばっさりカットされた点です。
今回輪姦に参加してた面子の中には文化祭や冬休み前に参加してた男子もいたはずで、
詩織ちゃんがお尻が弱いということも知ってるはずなので、ここがあっさり気味だったのが結構残念でした。
　私的には16章のインパクトが強く（知らなかったとはいえメス犬プレイに排泄まで見られてますし）、
今回ただのモブ輪姦だとどうしても弱く感じてしまうので、岩永君の目の前で徹底的に乱れて
　「岩永君に見られながら２本挿しでイくのが気持ちいい」って言いながらイくぐらいして欲しかったかも。
あと２本挿しのときは男二人が前後から密着してるところも１コマぐらい描いて欲しかったです。

　伝説の樹がここで出てきたのはちょっと意外でしたが、ここでの告白が
冬服でも卒業式の日でもないのは「そういうこと」なんですね。
…でもどうせなら首輪と縄の下着つけて御主人様って言って欲しかった気が（ぉ
いや島田君的には詩織ちゃんの本当の制服は縄らしいのでむしろ全裸に縄と首輪だけでも可（爆
というか輪姦主体の回もＳＭ分減らしてほしくなかった…（全体的に割と不満

　重箱の隅
角度的には多少変わってるんですが19章（上）、20章、21章とちょっと似たポーズが続いてる気がします。
…うーん、やっぱり首輪とか縄とか欲しいなあ（ぉぃ
あと表情は嫌がってる表情でなかったほうが良かったかもですね。
　重箱の隅その２
岩崎さん、そこは奇跡ってことにしておきましょうｗ

　あとは風呂敷たたむだけだと思いますが、次のタイトルは「羽黒の逆襲」とかどうですか（爆
というか最近艦これのおかげで羽黒という字をよく見かけるのですが羽黒先生の顔しか浮かびません。
どうにかして下さい（ぉ

感想ありがとうございます！
長々と続けておりましたが、やっとここまでたどり着きました。後書きの通りですが、この話が描きたくて始めた詩織シリーズなわけですが、こんなに長くなるとは自分でも思っていませんでした。ここまで描いたからには、描きたいことはできるだけ描いて終わらせたいとは思っております。
新装版三章上巻もありがとうございます。切符については、私ももう買わないので少し悩みましたが、島田のいやらしい企みとして、あえて切符でいいだろうということでそのままになりました。後編もがんばります！

ようやく時間ができましたので、詩織の新刊読みました。
岩永君関連はたぶんこれで終わりかな、って感じました。さすがに完全に想いとか関係とか消滅というか断ち切れてしまったでしょう。ここまで来るのに20年というのはさすがに長いと思いますが。
今回の終わり方、確かに完結みたいに見えますね。でも羽黒ちゃん、じゃなく羽黒元先生のことがありますから。少なくともそこはすっきりさせてほしいと思ってます。
あと、今まで買えなかった新装版三章(上)完成版、確かに従来版からグレードアップしててよかったです。今だと電車はSuicaとかで乗車するのでしょうが、それだとあの恥辱シーンできなくなりますからね。島田君は絶対わざと切符にしたんでしょう。旧版で苦しかった電車でのこととかも解決されたように感じました。下巻も楽しみです。